壁一面木材。古材感と迫力あるイメージ。厚み15-20㎜ランダム、幅は40-200㎜　6種　と注文を受けました。

ナルーには古材から新材まで様々な種類の木材在庫を持っております。

そこで、まずイメージに合う木材を選別していきます。↓（画像）

壁面の貼り方が当初斜め貼りでしたが、施工ロスが多くなってしまう事や木材の迫力をダイレクトに感じてもらうため、ストレート貼りにデザインが変更されました。↓変更後3Dパース

この時点で、幅、厚みの指定図面を頂いたので、あわせて幅カットを職人さんにしていただきます。↓

イメージがついてきたので仮並べをしてみました。↓

この時点で少し黄色みが強くて色幅が狭く、コントラストも弱いため、白い杉材や赤みのあるカラ松を足しました。

古材感も足りないため、加工も追加します。2つ加工過程をを紹介します。

①下の画像はパイン材に塗装がほどこされたものです。黄色味をなくしつつ、古材風に加工していく過程の物です。↓

右の状態からブラッシング加工して木目をだしていきました。その上から軽く塗料を塗って色味も変化させていきます。

②下の画像はクリーム色の材でしたが、色幅を出すためにグレー調に塗装してみました。

　しかしイメージと合わなく、中間色が増えてしまったため、今回の壁面材に使用するのはやめました。↓

最後全体感を調整するために工房で並べてみました。↓

最終では、赤味のあるラーチからオレンジのカラ松をベースに（60％）、幅を出してくれる白っぽい杉（20％）、濃い茶色（20％）

に決定いたしました。

現場納品後、貼り付け作業が行われました。↓（画像）

工房で見るよりも実際に壁面に貼ってみるとやはり迫力があります。

古材や間伐材をミックスし、木材の生命力を感じます。

納品後の写真↓

その他、この美容院では1枚板ベンチ×2台　床材のパーケットなども製作致しました。

別のブログで紹介いたします。